COLUMNS No. 6

子供が元気で育つ家づくり

間取りと動線の工夫で
会話が生まれやすい家づくり

2018.01.25

家づくりのポイントの中では「元気で優しく育ってほしい」と子育てが大きな割合を占めておりますし、子供たちにとって、どんな家に暮らすかが、その後の成長に深く影響していきます。
それでは『子供の心を育む家づくり』について「家族とのコミュニケーション」と「動線」の二面から少し考えてみましょう。

オープンな間取りで
家族のコミュニケーションを

現在、パソコン・スマホ等の普及によって家族とのコミュニケーションが希薄になっているといわれています。
子供が家にいるのかいないのかわからない、ゲームの画面から目を離さない、「ただいま・おはよう・おやすみなさい」の挨拶ができない……。
そうならないためにはオープンな間取り作りをするのが基本です。
自然にコミュニケーションがとれるよう、「リビング・スタディーコーナー」「リビング階段」等、家族の気配が常に感じられ、コミュニケーションが取りやすいように工夫しましょう。

また、挨拶はコミュニケーションの基本です。リビングの一角にスタディーコーナーがある、リビングの横に階段があることによって自然と挨拶が交わせるようになり、無意識のうちに心のキャッチボールもできてしまいます。要は「ちゃんと挨拶しなさい」と無理強いするのではなく、自然とできるように環境を整えることが大事です。
そのほかキッチンは驚くほど多くの会話が生まれる場所です。子供たちにとって、お湯が沸く音、食材の形が切ることによって変わったり、焼けたり、煮えたり、もうそれは新しい発見の宝庫です。このような場所を上手く活用しない手はありません。
子供用の「お手伝いテーブル」を作るのもいいのではないでしょうか。(ただ、子供の高さに合わせてお願いします。)「○○ちゃんここをお願いね」「ママ、変な形になっちゃった」等もうそこは会話(コミュニケーション)の渦です。

遊びながら学べる環境をつくる

子供たちにとって「遊びながら学ぶ」ということは理想ですね。頭を使って手足を動かす事は、子供たちの脳の発達に非常に良い効果があると言われていますし、ひらめきや想像力、また伝える力など育むにはお絵かきが良い方法だと言われています。スタディーコーナーに何度も書いては消せるホワイトボードを設けてはどうでしょうか?子供の表現力をぐいぐいと伸ばせてあげられそうですし、また、お絵かきだけではなく、授業でわからなかったことをお母さんが説明してあげるなど魅力的な使い道がありますよ。
子供がなるべく部屋にこもらないように、自然と家族との触れ合いを楽しめるような工夫をしていただきたいと思います。(大きな子供部屋は必要ないと思います)

リビングでくつろぐ親子

効率的かつ自然と会話が生まれる
導線づくりを

次に「動線」についてですが、まずはママの使いやすさを考え、脱衣室・洗面・お風呂等、水廻りを集中させるよう工夫しましょう。
それによって、ママのイライラも減らせ、子供たちも二コニコです。
それから少しでも忙しいママのために少しでも効率的に動けるような工夫をしましょう。キッチンの横にメモを貼れるボードを設けたり、アイロンがけしたりできる便利な「ママコーナー」を設けることでぐっと作業効率は上がります。
そして子供の動線は、玄関からリビングやキッチンを通らないと自分の部屋に行けないようにすることです。
こうすることによって自然と会話も生まれますし、友達のだれが遊びに来たかもよくわかるようになります。

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